FP&A・経営企画を目指す人が読むべき本3冊。10年以上この仕事をしてきた私の正直なレビュー。

おはようございます、がありっくです。
「FP&Aを目指しているけど、何から勉強すればいい?」
「経営企画に転職したいけど、どんな本を読めばいいかわからない」
この記事では、FP&A・経営企画歴10年以上の現役実務家である私が、実際に読んで「使える」と感じた本を3冊だけ厳選して紹介します。
書評サイトのように羅列するのではなく、読む順番・どんな人に向いているか・実務でどう使えるかまで、実体験をもとに正直にレビューします。
- FP&Aという仕事をこれから目指している人
- 経理・財務から経営企画にキャリアチェンジを考えている人
- 実務経験はあるけど管理会計を体系的に学んだことがない人
紹介する3冊の位置づけ
FP&Aや経営企画に関する本は少ないですが、近年ようやく良質な書籍が出てきました。今回紹介する3冊は、それぞれ役割が異なります。
| 位置づけ | 本のタイトル | こんな人向け |
|---|---|---|
| 入り口 | FP&A入門 | FP&Aを知りたい・目指したい人 |
| 基礎固め | FP&Aハンドブック | 実務に入りながら理論を深めたい人 |
| 土台作り | 管理会計の本(図解) | 管理会計をざっくり体系的に理解したい人 |
では、それぞれ詳しく見ていきます。
1冊目:FP&Aへの入り口として
石橋善一郎『経理・財務・経営企画部門のためのFP&A入門』
出版社:中央経済社 / 発行:2021年
日本語で読めるFP&A本の中で、最初の一冊として迷わずおすすめできる定番書です。
この本が優れている理由は、「グローバル企業でのFP&Aの位置づけ」と「日本企業でのFP&A組織の現実」を両方の視点で丁寧に対比していること。外資系でも日系でも使える理解の土台が作れます。
FP&Aプロフェッショナルに必要なスキルセット・マインドセット、予実差異分析・予算管理・投資意思決定まで、FP&Aの仕事のほぼ全部を網羅しています。著者が実際にCFO・FP&Aを務めたインテル・日本トイザらスでの実体験も随所に盛り込まれており、「教科書的な話」で終わりません。
特に「日本企業のFP&A組織が抱える課題と可能性」の章は、日系企業でこの仕事をしている自分にリアルに刺さりました。「なぜ日本ではFP&Aが根付きにくいのか」という問いへの答えが書いてあって、今の自分の仕事を客観視できる。
こんな人に特におすすめ
- FP&Aという仕事をこれから目指している人
- 経理・財務から経営企画・FP&Aにキャリアチェンジを考えている人
- 自社にFP&A機能を整備しようとしているマネージャー
2冊目:実務に入ったら手元に置く一冊
石橋善一郎『最先端の経営管理を実践するFP&Aハンドブック』
出版社:中央経済社 / 発行:2024年
同じ著者による2024年の最新刊。1冊目の「FP&A入門」が「入り口」だとすれば、このハンドブックは「入門したあとの基礎を学びながら実務経験に取り組んでいくための本」という位置づけです。
FP&Aプロセス・マネジメントコントロールシステム・投資意思決定プロセスの3パートで構成されており、実務に直結する理論が豊富です。読みやすく、実務の手を動かしながら理解を深めていけます。
私が特に気に入っているのは、「入門書を読み終わった後に何をすればいいかわからなくなる」という壁を越えさせてくれる構成になっていること。日々の業務のそばに置いて、迷ったときに参照できる実務ハンドブックとして機能します。
「FP&A入門」を読んだ後、「理論はわかったけど実務でどうすればいいのか」という状態になりました。このハンドブックはその橋渡しをしてくれます。実務で迷ったとき、この本を開くと「あ、そういう考え方か」と整理できる場面が何度もありました。
こんな人に特におすすめ
- FP&Aの仕事を始めたばかりで、理論と実務をつなげたい人
- 予実分析・予算策定・着地見通しの精度を上げたい人
- FP&Aの知識を体系的に整理したいベテランの実務家
3冊目:管理会計の土台を図解で理解する
今田俊輔・神谷了『図解いちばんやさしく丁寧に書いた管理会計の本』
出版社:成美堂出版 / 発行:2024年
FP&Aや経営企画の根幹には管理会計があります。でも管理会計の本は難しいものが多い。この本は違います。
管理会計の基本から意思決定に役立つ使い方まで、豊富な図版でビジュアル解説されています。1見開き1テーマの構成なので、忙しい実務家でもスキマ時間で読み進められます。
私自身は実務から入って経験則で管理会計を学んできましたが、この本を読んでこれまでの経験則が頭の中で体系的に整理されたという感覚がありました。「なんとなくわかっていたことに名前がついた」「そういう理論的な背景があったのか」という気づきが多かったです。
管理会計未経験の方がFP&Aを目指す前の下準備として読むのにも最適ですし、実務経験10年の私が体系的な整理のために読んでも十分に得るものがあった。入門レベルでありながら、幅広い層に使える懐の深い本です。
こんな人に特におすすめ
- 管理会計を基礎からざっくり理解したい経理・財務の人
- FP&Aを目指す前に土台を固めたい人
- 実務経験はあるけど管理会計を体系的に学んだことがない人
まとめ:あなたに合った読む順番
最後に、読者のタイプ別に読む順番を整理します。
📗 管理会計の基礎がない人(FP&A未経験・学生・経理転職希望者)
『図解いちばんやさしく丁寧に書いた管理会計の本』
↓
『経理・財務・経営企画部門のためのFP&A入門』
↓
『最先端の経営管理を実践するFP&Aハンドブック』
📘 FP&Aという仕事をまず知りたい人(転職検討中・異動前後)
『経理・財務・経営企画部門のためのFP&A入門』
↓
『最先端の経営管理を実践するFP&Aハンドブック』
📙 実務経験があって体系的に整理したい人(現役FP&A・経営企画)
『最先端の経営管理を実践するFP&Aハンドブック』
+
『図解いちばんやさしく丁寧に書いた管理会計の本』を並行して読む
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FP&Aや経営企画は、やればやるほど「もっと学びたい」と思える仕事です。まず1冊から始めてみてください。
このブログでは引き続き、実務家目線でのリアルな情報を発信しています。
以上、がありっくでした。








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